テントウムシの種類と見分け方:ナナホシ・ナミ・カメノコと、草食のテントウ
星の数や地の色で見分けるテントウムシ。ナナホシテントウやナミテントウなど身近な種類の特徴と、アブラムシを食べる「益虫」と葉を食べる「草食(害虫)」のちがいをまとめました。
テントウムシは「地の色と星のもよう」で見分ける
テントウムシは、地の色(赤・黒・黄)と、星(紋)の数や並び方で見分けます。ただしナミテントウのように、同じ種類でも模様が大きく変わるものもいるので注意が必要です。
ナナホシテントウ
赤い地に黒い星が7つ。テントウムシの代表で、畑や野原でいちばん身近です。成虫も幼虫もアブラムシを食べる益虫(えきちゅう)です。 → ナナホシテントウ
ナミテントウ
模様の変化がとても大きいテントウムシ。黒地に赤い2つや4つの紋、赤地にたくさんの黒い紋など、個体ごとにさまざまです。これもアブラムシを食べる益虫。ナナホシとの見分けは ナナホシテントウとナミテントウの見分け方 でくわしく。 → ナミテントウ
キイロテントウ
黄色一色で星のない、小さなテントウムシ。葉の表面につくカビ(うどんこ病菌)を食べる、変わった食性で知られます。 → キイロテントウ
カメノコテントウ
日本最大級のテントウムシ。黒地に赤い大きなもようがあり、カメの甲らのように見えます。ハムシの幼虫などを食べます。 → カメノコテントウ くわしくは ナナホシテントウとカメノコテントウの見分け方
ニジュウヤホシテントウ(草食のテントウ)
28個ほどの星をもち、つや消しの赤茶色。多くのテントウムシが益虫なのに対し、このなかまはジャガイモやナスの葉を食べる「草食」で、農作物の害虫として知られます。葉を網目(あみめ)状に食べたあとが目印です。 → ニジュウヤホシテントウ
「益虫」と「害虫」がいる
テントウムシの仲間には、アブラムシを食べる益虫(ナナホシ・ナミなど)と、葉を食べる草食=害虫(ニジュウヤホシなど)がいます。食べ物のちがいを比べると、テントウムシの多様さがよくわかります(→テントウムシとアブラムシのかんけいを調べよう)。
観察のヒント
星の数を数え、地の色を記録すると見分けやすくなります。ナミテントウは模様の変化が大きいので、たくさん集めて見くらべるのも楽しい自由研究になります。図鑑でまとめて見るならテントウムシの仲間の一覧もどうぞ。
この記事に出てくる虫
赤地に七つの黒い点をもつ、畑の味方として知られる身近なテントウムシ。
模様の変化がとても多いテントウムシ。アブラムシを食べる身近な益虫です。
黄色一色のかわいいテントウムシ。葉につく白いカビ(うどんこ病菌)を食べる益虫です。
日本最大級のテントウムシ。黒地にオレンジの、カメの甲ら(こうら)のような模様をもちます。
名前のとおり28個の星をもつテントウムシ。ナス科の葉を食べる、めずらしい「草食」のテントウです。