幼虫・イモムシから調べる
庭や公園で見つけた幼虫は、成虫とまったくちがう姿をしていることがあります。 まずはどこで見つけたかとどんな形かで、下のグループから探してみてください。 グループが決まれば、そこから種類を絞り込めます。
さわる前に:毛のあるイモムシ(ケムシ)には、さわるとかぶれるものがいます。 種類が分かるまでは手でさわらず、目で観察しましょう。ハチの巣にも近づかないでください。
完全変態と不完全変態|虫の育ち方のちがい → (なぜ姿が変わるのか、育ち方のちがいを解説しています)
イモムシ・ケムシ(葉についている)
チョウとガの幼虫です。葉や茎について植物を食べます。体はやわらかく、細長い形をしています。毛が生えているものは「ケムシ」と呼ばれます。
⚠️ 毛のあるイモムシには、さわるとかぶれるものがいます。見つけても手でさわらず、目で観察しましょう。
土や朽ち木の中にいる白い幼虫
カブトムシやクワガタなど甲虫の幼虫です。体は白~クリーム色でやわらかく、頭だけが茶色くかたいのが特徴。多くはCの字に曲がった姿勢でいます。腐葉土や朽ち木を食べて育ちます。
ヤゴ(水の中にいる)
トンボの幼虫です。池や田んぼ、川の中でくらし、小さな生き物を食べます。成虫とちがってはねが無く、水中で何度も脱皮して育ち、水面から出た植物などにのぼって羽化します。
セミの幼虫(土の中)
土の中で木の根から汁を吸って育ちます。前あしが太く、土を掘るのに向いた形をしています。夏の夕方、地面から出てきて木にのぼり、羽化します。抜けがらは木の幹や葉の裏で見つかります。
小さな成虫そっくりの幼虫(若虫)
バッタ・コオロギ・カマキリの仲間は、さなぎにならずに育ちます(不完全変態)。そのため幼虫は成虫を小さくしたような姿で、はねだけが短いか、まだありません。脱皮をくり返して大きくなり、最後にはねがそろいます。
テントウムシの幼虫(細長くてトゲトゲ)
丸い成虫とは似ておらず、細長くて黒っぽく、体に突起があります。成虫と同じように葉の上を歩きまわり、アブラムシを食べるものが多いです。
水の中で育つ幼虫
ホタルや水生昆虫の仲間です。ホタルの幼虫は水中や地上で貝などを食べ、水生昆虫は種類によって育ち方がちがいます。
巣の中で育つ幼虫
ハチやアリの仲間です。あしの無いウジのような姿で、自分では動きまわらず、親(働きバチ・働きアリ)が世話をして育てます。ふつう巣の外では見かけません。
⚠️ ハチの巣には近づかないでください。刺されるおそれがあります。
幼虫についてのよくある質問
見つけたイモムシはさわっても大丈夫ですか? +
毛のあるイモムシ(ケムシ)には、さわるとかぶれるものがいます。種類が分かるまでは手でさわらず、目で観察してください。さわってしまって赤くなったり痛みが出たりしたときは、こすらずに洗い流し、症状が続く場合は医療機関に相談してください。
なぜ幼虫と成虫で姿がまったくちがうのですか? +
チョウ・ガ・甲虫・ハチなどは「完全変態」といって、幼虫→さなぎ→成虫と大きく姿を変えて育つためです。一方でバッタやカマキリは「不完全変態」で、さなぎにならず、幼虫のときから成虫に似た姿をしています。
土から出てきた白い幼虫は何ですか? +
カブトムシやコガネムシなど甲虫の幼虫であることが多いです。白~クリーム色でやわらかく、頭だけが茶色くかたく、Cの字に曲がっているのが特徴です。腐葉土や朽ち木を食べて育ちます。