バッタの種類と見分け方|キリギリス・コオロギとのちがいも
ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、オンブバッタなど身近なバッタの見分け方と、よく混同される「バッタ・キリギリス・コオロギ」のちがいを、触角の長さなどの手がかりから整理しました。
まず「バッタ・キリギリス・コオロギ」のちがい
同じ仲間(バッタ目=直翅目)でも、大きく3つのグループに分けられます。いちばんの手がかりは触角(しょっかく)の長さです。
- バッタの仲間:触角が短い。昼に活動し、おもに草を食べます。
- キリギリスの仲間:触角が体より長い。肉食ぎみのものが多く、よく鳴きます。
- コオロギの仲間:触角が長く、体は平たい。地面の近くにすみ、秋に美しく鳴きます。
身近なバッタの見分け
ショウリョウバッタ
細長く、頭が前にとがった大型のバッタ。オスは飛ぶとき「キチキチ」と音を立てることから「キチキチバッタ」とも呼ばれます。 → ショウリョウバッタ
トノサマバッタ
がっしりした大型のバッタ。緑色型と褐色型があり、力強くよく飛びます。 → トノサマバッタ くわしくは ショウリョウバッタとトノサマバッタの見分け方
オンブバッタ
小型で、大きい個体(メス)に小さい個体(オス)が乗る「おんぶ」の姿でおなじみ。ショウリョウバッタに似ますが、小さくずんぐりしています。 → オンブバッタ くわしくは ショウリョウバッタとオンブバッタの見分け方
コバネイナゴ
田んぼでおなじみの、イネを食べるバッタの仲間。緑色に茶色のすじが入ります。 → コバネイナゴ
キリギリス・コオロギの仲間も知っておこう
- キリギリス:「チョン・ギース」と鳴く、草むらの王者。→ キリギリス
- クツワムシ:「ガチャガチャ」と大きく鳴きます。→ クツワムシ
- エンマコオロギ:「コロコロリー」と秋の夜に鳴く、日本最大級のコオロギ。→ エンマコオロギ
- 鳴き声から楽しむなら 秋の鳴く虫しらべ もどうぞ。
見分けのポイントまとめ
- 触角が短い → バッタ(昼・草食)
- 触角が体より長い・よく鳴く → キリギリス/コオロギ
- バッタの中では、頭のとがり・体の大きさ・おんぶで種類を見分けます。
観察のヒント
つかまえたら、触角の長さ・体の大きさ・後ろあしの太さを記録します。観察がおわったら、もとの場所にそっと返しましょう。図鑑でまとめて見るならバッタ・キリギリス・コオロギの仲間の一覧もどうぞ。
この記事に出てくる虫
頭のとがった細長いバッタ。メスは大きく、草むらでよく見られます。
力強く遠くまで飛ぶ大型のバッタ。開けた草地や河川敷の王者。
日本最大級のコオロギ。秋の夜に「コロコロリー」と美しく鳴きます。
小さなバッタで、大きなメスに小さなオスが乗る姿から名がつきました。庭でも見られます。
夏の草むらで「ギーッ・チョン」と鳴く、緑色の大きなバッタの仲間。よく動く長い触角が目印です。
秋の夜に「ガチャガチャ」と大きな声で鳴く、大型のバッタの仲間。葉のような形をしています。
田んぼでおなじみの、イネを食べるバッタのなかま。秋に数が増え、佃煮(つくだに)などにも利用されてきました。