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特集

バッタの種類と見分け方|キリギリス・コオロギとのちがいも

ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、オンブバッタなど身近なバッタの見分け方と、よく混同される「バッタ・キリギリス・コオロギ」のちがいを、触角の長さなどの手がかりから整理しました。

更新: 2026年7月28日

まず「バッタ・キリギリス・コオロギ」のちがい

同じ仲間(バッタ目=直翅目)でも、大きく3つのグループに分けられます。いちばんの手がかりは触角(しょっかく)の長さです。

  • バッタの仲間:触角が短い。昼に活動し、おもに草を食べます。
  • キリギリスの仲間:触角が体より長い。肉食ぎみのものが多く、よく鳴きます。
  • コオロギの仲間:触角が長く、体は平たい。地面の近くにすみ、秋に美しく鳴きます。

身近なバッタの見分け

ショウリョウバッタ

細長く、頭が前にとがった大型のバッタ。オスは飛ぶとき「キチキチ」と音を立てることから「キチキチバッタ」とも呼ばれます。 → ショウリョウバッタ

トノサマバッタ

がっしりした大型のバッタ。緑色型と褐色型があり、力強くよく飛びます。 → トノサマバッタ くわしくは ショウリョウバッタとトノサマバッタの見分け方

オンブバッタ

小型で、大きい個体(メス)に小さい個体(オス)が乗る「おんぶ」の姿でおなじみ。ショウリョウバッタに似ますが、小さくずんぐりしています。 → オンブバッタ くわしくは ショウリョウバッタとオンブバッタの見分け方

コバネイナゴ

田んぼでおなじみの、イネを食べるバッタの仲間。緑色に茶色のすじが入ります。 → コバネイナゴ

キリギリス・コオロギの仲間も知っておこう

  • キリギリス:「チョン・ギース」と鳴く、草むらの王者。→ キリギリス
  • クツワムシ:「ガチャガチャ」と大きく鳴きます。→ クツワムシ
  • エンマコオロギ:「コロコロリー」と秋の夜に鳴く、日本最大級のコオロギ。→ エンマコオロギ
  • 鳴き声から楽しむなら 秋の鳴く虫しらべ もどうぞ。

見分けのポイントまとめ

  • 触角が短い → バッタ(昼・草食)
  • 触角が体より長い・よく鳴く → キリギリス/コオロギ
  • バッタの中では、頭のとがり・体の大きさ・おんぶで種類を見分けます。

観察のヒント

つかまえたら、触角の長さ・体の大きさ・後ろあしの太さを記録します。観察がおわったら、もとの場所にそっと返しましょう。図鑑でまとめて見るならバッタ・キリギリス・コオロギの仲間の一覧もどうぞ。

この記事に出てくる虫

ショウリョウバッタの写真 バッタ・キリギリス・コオロギ
ショウリョウバッタしょうりょうばった

頭のとがった細長いバッタ。メスは大きく、草むらでよく見られます。

40〜80mm 👍 観察向き
トノサマバッタの写真 バッタ・キリギリス・コオロギ
トノサマバッタとのさまばった

力強く遠くまで飛ぶ大型のバッタ。開けた草地や河川敷の王者。

35〜65mm 👍 観察向き
エンマコオロギの写真 バッタ・キリギリス・コオロギ
エンマコオロギえんまこおろぎ

日本最大級のコオロギ。秋の夜に「コロコロリー」と美しく鳴きます。

25〜35mm 🔊 鳴く 👍 観察向き
オンブバッタの写真 バッタ・キリギリス・コオロギ
オンブバッタおんぶばった

小さなバッタで、大きなメスに小さなオスが乗る姿から名がつきました。庭でも見られます。

20〜42mm 👍 観察向き
キリギリスの写真 バッタ・キリギリス・コオロギ
キリギリスきりぎりす

夏の草むらで「ギーッ・チョン」と鳴く、緑色の大きなバッタの仲間。よく動く長い触角が目印です。

29〜37mm 🔊 鳴く 👍 観察向き
クツワムシの写真 バッタ・キリギリス・コオロギ
クツワムシくつわむし

秋の夜に「ガチャガチャ」と大きな声で鳴く、大型のバッタの仲間。葉のような形をしています。

50〜58mm 🔊 鳴く
コバネイナゴの写真 バッタ・キリギリス・コオロギ
コバネイナゴこばねいなご

田んぼでおなじみの、イネを食べるバッタのなかま。秋に数が増え、佃煮(つくだに)などにも利用されてきました。

17〜40mm 👍 観察向き